卒業生インタビュー

VOICE OF GRADUATES

「モノ・コトづくり」の業界で活躍する卒業生たち

印刷業界にはいろんな仕事があります。様々な仕事と人がつながって、ひとつの印刷物が生まれます。そんなモノ・コトづくりの仕事に携わるために、本学で印刷について学び、業界へ飛び込んでいった卒業生たちの声をご紹介します。

JPAで学び、実家の印刷会社を継ぎ、経営者の道へ

株式会社スマイルミッション 代表取締役 太田 吉昭さん <13期生

今の仕事について教えてください。

現在は実家の会社を継ぎ、デザイン制作をベースに印刷物やホームページ制作・販促企画・商品開発・イベント企画など、幅広く仕事をしています。印刷業界の最大のメリットは、どんな業種の企業にも精通できること。集客や売り上げアップ・ブランドアップのために何が最適かを常に考える毎日です。

JPAで学んだことを教えてください。

JPAでは、 会社経営に必要なマネジメントについて学んだり、 「イラストレーター」や「インデザイン」など、デザインに必要不可欠なスキルを基礎から学ぶ授業がたくさんありました。どれも現在の仕事に活かされていますが、中でも、学生だけで授業内容を企画する授業もあり、企画を話し合う中で培ったコミュニケーションスキルは、社会人となった今でも活かされていると思います。

今の仕事のやりがいを教えてください。

この仕事のやりがいは、社会や人のために役立ってると感じたときです。お客様の目的が達成でき、そして自分たちが評価され信頼される。またそこに「社会性」がある。これが一番のやりがいですね。失敗も多いし、悔しいこともたくさんありますが、同じ目的をもった社員と仕事をするのはとても楽しいです。

経験を活かして、デザイン会社を設立

株式会社コラボ21 代表取締役 吉田 昌史さん <22期生>

今の仕事について教えてください。

JPAを卒業後、広告代理店に就職しましたが、広告代理店時代に学んだ「デザインの価値や満足は、人それぞれ異なる」という考えを追求したいと考え、自分でデザイン会社を設立しました。今は、化粧品のパッケージやポスターデザイン、新製品のブランディング等を行っています。変化が激しい商材なので、街に出て市場調査も頻繁にしています。

JPAで学んだことを教えてください。

JPAでは、印刷についての基礎をしっかり学べます。印刷機の使い方はもちろん、印刷物における色の再現など、専門的な授業がたくさん。私が扱う化粧品という特性上、美しいビジュアルが求められるので印刷再現に苦労する事も多いのですが、その時はJPAで学んだ印刷の知識をフル活用していますね。

今の仕事のやりがいを教えてください。

製品ができあがり、お客様に満足いただいたときは嬉しいです。それが苦労した製品なら、嬉しさもひとしお。でも、本当の喜びは、店頭に製品が並び販売されているのを見たとき。「それはウチの会社がデザインしました!」と心の中で叫んでいます。最近ではネット販売も多いですが、やはり手がけた製品が店頭に並んでいると、達成感を感じますね。

印刷営業の醍醐味は、困りごとを“形”にできること

株式会社プリンティアナカヤマ 販促・営業担当 中山 彩香さん <38期生>

今の仕事について教えてください。

JPA卒業後に実家の印刷会社に就職しました。現在の仕事は営業がメイン。封筒・伝票から、販売促進まで色々と取り扱っています。「チラシを作りたい!」と相談にきたお客様の話を深堀りしていくうちに、チラシだけでなくショップカードやダイレクトメールを作らせていただくこともあります。

JPAで学んだことを教えてください。

JPAでは、社会人として必要なビジネスマナーなどもしっかり教えてくれます。また、色々な印刷会社で実際に働いている方が特別講師として授業に来てくださるので、業界の最新情報・トレンドを学ぶことができます。

今の仕事のやりがいを教えてください。

この仕事のやりがいは、お客様の頭の中のイメージや困りごとを、形にできたとき。納品して終わりではなく、また何かあったときに相談先として思い出してもらえるような会社・営業でいたいと常に考えています。

70年間の“箱”へのこだわりをつないで、100年企業を目指す

株式会社ミヤギパッケージ 代表取締役社長 宮城 祥吏さん <37期生>

今の仕事について教えてください。

私の実家が経営する会社は、1952年に私の祖父が「宮城紙箱製作所」として創業し、来年で70周年を迎えます。小さい頃から後継者になるという意識はありましたが、100年企業にしたいという先代の強い想いを引き継ぐために会社を継ぎました。今の仕事は主に営業がメインです。

JPAで学んだことを教えてください。

JPAでは、本・雑誌・新聞・ハガキ・チラシ・DM・商品のパッケージなど、世の中にある様々な印刷物について学ぶ授業がたくさんあります。その授業で身についた知識のおかげで、様々な提案ができています。

今の仕事のやりがいを教えてください。

ただ単に依頼されたモノ(形)を作るだけでなく、お客様の想いを汲み取り、ひとつひとつの“箱”にその “ こだわり ” を詰め込んでいくことができるのがやりがいですね。お客様に納品したあとに、「今回の箱、評判いいよ」といったお言葉を頂いたときはとてもうれしいです。お客様と一緒になって、モノづくりに携われるところが、この仕事のいいところでもあると思います。

兄の影響で、印刷技術士の道へ

中越印刷株式会社 取締役兼工場長 田中 大稔さん <39期生>

今の仕事について教えてください。

現在は、印刷技術士として、毎日商品を印刷するだけでなく、印刷機が正常に稼働するように管理する仕事もしています。私が就職した会社は、商品パッケージの印刷が中心。品質がものすごく重要になってくるので、毎日、印刷機の状態をチェックしながら仕事をしています。

JPAで学んだことを教えてください。

実は兄が印刷会社で働いていて、色々と仕事の話を聞き、印刷に興味をもったのがJPAに入学したきっかけでした。JPAでは、印刷機を一人で回せるようになるために操作方法などを学ぶ実習の授業もあり、実際に印刷会社で使われている印刷機資材を使いながら学べるので、知識と技術がしっかり身につきました。

今の仕事のやりがいを教えてください。

この仕事のやりがいは、商品がお店に実際に並んでいるのをみて、自分のやっていることが誰かのためになっていると実感したときです。
あと、納期管理もしっかり行っているので、お客様に迷惑をかけないようにできたときです。だからいつも仕事が定時に終わるので、自分の時間もしっかりとれるので、充実しているなと思います。

JPAで学んだ印刷知識を活かし、企画やディレクションも

株式会社藤和 営業企画担当 後藤 僚太さん <40期生>

今の仕事について教えてください。

営業と一緒にお客様のところへ行き、どんな課題があるのかをヒアリングしたうえで、最適な提案を作ることです。企画のアイデアを出したり、提案用の資料を作ったり、お客様と一緒になって「戦略」を考えます。

JPAで学んだことを教えてください。

JPAでは、印刷に関わるすべての工程を学べます。企画、デザイン、印刷、加工、納品まで体系的に学べたことは、今の仕事にも活かされていますね。

今の仕事のやりがいを教えてください。

企画を考えるうえで、一番気をつけていることは、効果がどれだけあるのかを様々なデータ・事例から分析し、それをしっかり盛り込むことです。お客様が安心して仕事を依頼できるような企画作りを意識して、毎日悪戦苦闘していますね笑

JPAでの2年間で、“やりたいこと”が見つかった

株式会社グーフ 営業企画担当 木村 祐太郎さん <41期生>

現在の仕事について教えてください。

印刷会社に向けて、工程をスムーズにしてミスを防ぐシステムの、提案・導入・アフターサービスなどを行う会社で働きながら、将来実家の会社を継ぐために必要なノウハウやスキルを勉強させていただいています。

JPAで学んだことを教えてください。

大学を卒業するときになにもやりたいことがなく、ふと父が経営しているパッケージの会社に興味が湧きました。家業を継ぐために印刷を学べるこの学校に入学しましたが、最初は不安でいっぱいでした。しかし、JPAで印刷について学ぶうちに、紙に関わる仕事のやりがいや面白さを少しずつ理解していくことができました。

今の仕事のやりがいを教えてください。

今の会社で扱っているシステムは、海外のもの。なので、ソフトに関する問い合わせはすべて英語なので大変です。でもお客様から「ありがとう」というお言葉や信頼をいただけることが、やりがいにつながっています。